コーチング心理検定初級試験
コーチング心理のノウハウを実務に応用できるプロフェショナルを目指す
コーチング心理を実務に活かすために基本的な心の科学の考え方や基礎概念の習得を目指します。合格すると称号として「コーチング心理初級マスター」が付与されます。 |
18歳以上(社会人だけでなく学生も受験可) |
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1 | 教科書・ノート持ち込み可のネット(WEB)受検 全ての試験がネット式で自宅でも受験できるため、参考にできるものは何を利用しても可となります。このような試験方式では、暗記式の学びは意味がなく具体的な場面をベースにした解決が重視されるためです。(※スマホだけでも受験可能) |
2 | わかりやすい解説の動画教材が受験者全てに提供 受験者には必修として動画教材(初級 5時間分・中級以上 10時間分)が提供されます。本質的な考え方が学べるよう、豊富な事例を交えながら解説講義します。 |
3 | 再受験(無料)でき個別指導(有料)も可 初回に受験申込みすれば、1回目が不合格であっても2回目は無料で再受験できます。また、落ちた原因など解説を個別指導(有料)で受けることもできます。 |
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「教科書の暗記ではなく、事例に対応した学び方にする」
初級試験はマークシート式(25問)と記述式(10問)の併用型で実施しています。マークシート式では具体的な状況を設定し、その中で問題が起きたようなケースを取り上げています。 ビジネス心理検定初級の問題(※21年度春季初級の【事例4】)を以下にとりあげて説明しておきます。 ■(2021年度春季検定初級)事例4・・・次の文章を読み各問いに答えなさい。 次の文章を読み各問いに答えなさい。 林 :新しい職場に入ってきて、1年も経たないうちに辞めたいという新人が多くいるという現状なんです。 田代:会社を辞める理由については各自それぞれですね。でも、そこには共通する要因として当人が曖昧な”自分らしさ”や自分に”マッチした仕事”があると思い込んでいるんです。 林 :でも“自分らしさ”を求めること自体はいいことじゃないですか?(*1) 私も今の仕事に満足しているわけじゃないですが、自分らしい生き方はしたいですから。 田代:もっともなことですね。先日の研修でも解説したマズローの「自己実現欲求」をめざすという意味では大事なことですね。(*2) 心理調査では給料が安いとかで辞めるのではなく、多くは上司との人間関係によるものだという結果が出ていますね。 林 :ただ、それだから現場の仕事が自分に合わないと決めてしまい、上司に相談もなく突然辞めると言ってくるのは、どういうことなんでしょうかね? 田代:上司はそれが自分勝手だと思うわけです。ただ、われわれ昭和世代との違いはそこですね。 林 :私の世代からすると、会社を辞めることに抵抗感があり、それは自分が意志が弱いとか我慢が足りないとか言われることが嫌だったという気持ちがありましたね。 田代:辞める側にも正当な理由はあるという意識が強くなったということですね。 林 :それは働き方の選択肢が昔よりずっと増えたからでしょうか? 田代:それもありますね。選択肢が多様ですから、働くこと自体を拒否するのでなければ自分で決める意志があればよいわけですから。 林 :ということは、会社側も働く選択の幅を持たせたりして「マッチした仕事」を与える必要があるわけですね。 田代:一般的にはそういうことになります。 林 :私もそこは同感ですね。 ●問い1(問題番号16) 2:自己概念 3:自己一貫性 4:自我同一性 ●問い2(問題番号17) 2:欲求段階論では一番上の段階にくる欲求であり、その下の4番目に来る欲求は人と接したい、交わりたい、人から好かれたいなどの愛情欲求である 3:欲求段階論では自尊の欲求を満たそうとするもので、自分は成功していると感じたい欲求であり、その仕事を通じて社会的な地位や名誉・尊敬が得られるもの。 4:欲求段階論では自分磨きや可能性を追求したい等の成長欲求に対応するもので、経営や教育や商品開発、社会貢献活動など当人の強みが発揮できるもの ※上記の問題の解説 このような用語を問う問題は暗記式に覚えがちですが、そのやり方はミスに繋がります。原則的には全体の内容の中でよく使用されている概念ですので、どういう意味かを具体的な例と一緒に理解しておくことがポイントだからです。ここでは「自己一貫性」と間違いやすい概念なので微妙な違いが問われているのです。 また、ここでは省略していますが、問い3と4番は社員の辞める理由に関連して動機付けの二重要因説を問うています。ここは「辞める理由」を探しても、「続ける理由」とは別であるという点がポイントです。このように4択式ではその中の似たような回答があり、その差異が何かを知ることが重要です。 |
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試験問題 | 100点満点 マークシート式25問(四肢択一)+記述式10問 |
試験時間 | 90分+5分 試験日 13時30分開始 |
合格率 | 70~80% |
教材 | 必須公式テキスト 必須専門動画教材(5時間) 任意公式オンライン講座(12時間)※15点加点 |
受験料 | 13,800円 ※学生:9,800円 専門動画教材込み、公式テキスト・公式オンライン講義は別途費用 |
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ビジネス心理検定では、ビジネス心理を現場で活かすことが重要なため、そのために学習したプロセス自体を「受講ポイント」として試験の得点として加点をしています。 | |
任意公式オンライン講座(12時間)受講修了 | 15点加点 |
任意認定講座受講修了 | 2点加点~ |
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